「墨攻(ぼっこう)」見てきました~っ!
2007年 02月 13日
今日は三連休の最終日だったので、
朝から少し走って、「墨攻」を見てきました=333
いつも、ワーナーマイカルのこじんまりしたシアターで
見ています。ポイントカード押してくれるし ^^
昔は、三ノ宮まで見にいってましたもんねえ。
震災で壊れてしまった、神戸新聞会館なんかが
おなじみでした。今のようなすりばち状のホールと違って
前に大柄の男性が座ったら全くスクリーンが見えなくなって
頭をあちこちうろうろさせながら、映画を見た記憶があります ^^;
このおなじみのマイカルでは、いつも見る前に
おいしいたこ焼きを食べてます。
明石焼きにもしてくれて(だしで食べる)フードコートで
食べるなら、麦茶もつくんですよね~。
しかも、いろんな具があっておいしい!
今日は、キムチ焼き&チーズトッピングにしました ^^v

映画の方は・・・
以下、ネタばれ含みます。
これからこの映画を見にいく予定の方は、以下を読むかどうか、
ご自身の判断にお任せしますね。
もう~~っ!すんごい迫力!
ああ、それに美しい中国語!気持ちええです、ほんまに。
>「蒼き狼~」も見たいな~と思ってるけど、チンギスハーンが
日本語話しているのに違和感が(笑)
とにかく、めちゃくちゃ残酷で、どこにも救いがありません。
時代は紀元前、梁の城に招かれた戦術の専門家・革離(かくり)が、
城を攻めてきた趙の軍隊から、その知識と才能で持って守り抜く
お話なんだけど、梁の中でも内紛があり、人のねたみやそしりが
結局破滅を招いてしまいます。
前半、革離の戦術には舌を巻きますし、その振る舞いも
格好がよく、民衆の心をひきつける様も納得します。
なんせ、衣装がかっこいい!なぜかマフラーしています ^^
アンディ・ラウはほんと、男前ですね~。
今年46歳、なんですね、見えないわ~!若いっ!
吐く息も白くて、やっぱり中国の映画は寒そうです。
兵士たちの甲冑も手の混んだものになっています。
戦闘のシーンは、やはり多いし、痛いの苦手な方には
ちょっときついかなぁ。剣術を駆使した、果たし合いのようなシーンはありません。
革離に最初、反発していた、王の息子も革離を敬い、立てていきます。
しかし、趙の間者が入り込んでいたりして、
城の中は外から中からぐちゃぐちゃになって行き、
革離は謀反の疑いすらかけられ、城を追われます。
内紛のうちに、また趙から攻められた梁の城に
ひとり、戻る革離は・・・
中国でかつて行われていた、残虐な処刑方法や拷問などが
ちらちらと見え隠れし、流血シーンは先日見た「どろろ」に比べて
格段に少ないのに、背筋が凍るような、
ゾッとさせられることが多かったです。
アメリカ映画のように、すかっとするようなシーンは少なく、
救いもなく、言動そのものに迷いがある革離の言葉は矛盾していて、
【城を守ること=攻めてくる相手を殺すこと】
本当は平和を求めているのに、
【いかに多く殺すか】
と、自問自答しながら戦火の流れに巻き込まれていってしまいます。
そんな革離は、決して英雄然とはしておらず、
むしろ、思想家のようです。
印象的なシーンがあります。
革離がしかけた、大甕を使った罠の真ん中に、革離本人が
落ちてしまうのです。甕が割れると、その下には油があって、
甕の中の熱湯が一気にとびちり、火がつけられると猛火で
相手の軍勢を焼き払うという罠で、革離は自分がその真ん中に
落ちて初めて、その罠の残虐さ、恐ろしさにハッとするのです。
見終わって、とても疲れてしまいました。
救いがない映画というのは・・・こんなに重たいものかと。
もちろん、ああ!映画館に見に来て本当によかった!と思える映画です。
こんな風な、投げかけ方もあるんだなぁと、改めて、
今、勢いがある中国の映画界の力を感じずにはいられないです。
心に残る映画です。ちゃんと考えることを要求する映画、でしょうか。
ただ、受身で見ていて理解できるような簡単な映画ではないことは
確かです。話の流れも少し複雑で、一度、見ただけでは
理解しがたいかなという印象です。DVDのレンタルで何回か
見てみないとわからないかもしれないですね。
音楽もとてもよくって、思わず、サントラ買ってしまいました ^^;
それに、中国語のテキストも ^^
学生時代に2年ほど、中国語の勉強をしましたが、
やはり発音が難しく、モノにはならなかったですね~。
アメリカ映画などで、ゆっくりの発音なら、ある程度理解は出来るけれど
中国語となると、もうお手上げ。簡単な単語ぐらいしかわからないので
せっかく、今、興味がある分野なら語学もほんの少しでも勉強すれば
もっと楽しめるかな?と思っています。学生時代に使っていた
中日辞書、実家に置いてきてしまったので、近々取りに帰ろうっと。
正直、こんなにすごい映画だとは思っておらず、
見ごたえ抜群だったので、とても嬉しい気持ちです。
原作の小説を帰りに本屋で探したんだけど、見つからず・・・
でも、読んでみたいですね。
ハリウッドの映画が、最近もうひとつ、面白いのが少なくて、
(「宇宙戦争」やら「ディ・アフター・トゥモロー」なんか、
もう、寝そうでした。「パイレーツ・・・」も実は途中で
寝てしまった!) 邦画や中国のが面白くていいなぁと思います。
恋愛モノは苦手なので、韓国のは「シルミド」ぐらいしか
見てないです。歴史の裏側を垣間見れるような映画がやはり
私は好きですね。そして、見終わった後に、色々と考えさせてくれる
映画が好きです。
オツトが、「ナイト・ミュージアム」を見たいって言うてるんですが・・・
私は行く気ナッシングです ^^;
朝から少し走って、「墨攻」を見てきました=333
いつも、ワーナーマイカルのこじんまりしたシアターで
見ています。ポイントカード押してくれるし ^^
昔は、三ノ宮まで見にいってましたもんねえ。
震災で壊れてしまった、神戸新聞会館なんかが
おなじみでした。今のようなすりばち状のホールと違って
前に大柄の男性が座ったら全くスクリーンが見えなくなって
頭をあちこちうろうろさせながら、映画を見た記憶があります ^^;
このおなじみのマイカルでは、いつも見る前に
おいしいたこ焼きを食べてます。
明石焼きにもしてくれて(だしで食べる)フードコートで
食べるなら、麦茶もつくんですよね~。
しかも、いろんな具があっておいしい!
今日は、キムチ焼き&チーズトッピングにしました ^^v

映画の方は・・・
以下、ネタばれ含みます。
これからこの映画を見にいく予定の方は、以下を読むかどうか、
ご自身の判断にお任せしますね。
もう~~っ!すんごい迫力!
ああ、それに美しい中国語!気持ちええです、ほんまに。
>「蒼き狼~」も見たいな~と思ってるけど、チンギスハーンが
日本語話しているのに違和感が(笑)
とにかく、めちゃくちゃ残酷で、どこにも救いがありません。
時代は紀元前、梁の城に招かれた戦術の専門家・革離(かくり)が、
城を攻めてきた趙の軍隊から、その知識と才能で持って守り抜く
お話なんだけど、梁の中でも内紛があり、人のねたみやそしりが
結局破滅を招いてしまいます。
前半、革離の戦術には舌を巻きますし、その振る舞いも
格好がよく、民衆の心をひきつける様も納得します。
なんせ、衣装がかっこいい!なぜかマフラーしています ^^
アンディ・ラウはほんと、男前ですね~。
今年46歳、なんですね、見えないわ~!若いっ!
吐く息も白くて、やっぱり中国の映画は寒そうです。
兵士たちの甲冑も手の混んだものになっています。
戦闘のシーンは、やはり多いし、痛いの苦手な方には
ちょっときついかなぁ。剣術を駆使した、果たし合いのようなシーンはありません。
革離に最初、反発していた、王の息子も革離を敬い、立てていきます。
しかし、趙の間者が入り込んでいたりして、
城の中は外から中からぐちゃぐちゃになって行き、
革離は謀反の疑いすらかけられ、城を追われます。
内紛のうちに、また趙から攻められた梁の城に
ひとり、戻る革離は・・・
中国でかつて行われていた、残虐な処刑方法や拷問などが
ちらちらと見え隠れし、流血シーンは先日見た「どろろ」に比べて
格段に少ないのに、背筋が凍るような、
ゾッとさせられることが多かったです。
アメリカ映画のように、すかっとするようなシーンは少なく、
救いもなく、言動そのものに迷いがある革離の言葉は矛盾していて、
【城を守ること=攻めてくる相手を殺すこと】
本当は平和を求めているのに、
【いかに多く殺すか】
と、自問自答しながら戦火の流れに巻き込まれていってしまいます。
そんな革離は、決して英雄然とはしておらず、
むしろ、思想家のようです。
印象的なシーンがあります。
革離がしかけた、大甕を使った罠の真ん中に、革離本人が
落ちてしまうのです。甕が割れると、その下には油があって、
甕の中の熱湯が一気にとびちり、火がつけられると猛火で
相手の軍勢を焼き払うという罠で、革離は自分がその真ん中に
落ちて初めて、その罠の残虐さ、恐ろしさにハッとするのです。
見終わって、とても疲れてしまいました。
救いがない映画というのは・・・こんなに重たいものかと。
もちろん、ああ!映画館に見に来て本当によかった!と思える映画です。
こんな風な、投げかけ方もあるんだなぁと、改めて、
今、勢いがある中国の映画界の力を感じずにはいられないです。
心に残る映画です。ちゃんと考えることを要求する映画、でしょうか。
ただ、受身で見ていて理解できるような簡単な映画ではないことは
確かです。話の流れも少し複雑で、一度、見ただけでは
理解しがたいかなという印象です。DVDのレンタルで何回か
見てみないとわからないかもしれないですね。
音楽もとてもよくって、思わず、サントラ買ってしまいました ^^;
それに、中国語のテキストも ^^
学生時代に2年ほど、中国語の勉強をしましたが、
やはり発音が難しく、モノにはならなかったですね~。
アメリカ映画などで、ゆっくりの発音なら、ある程度理解は出来るけれど
中国語となると、もうお手上げ。簡単な単語ぐらいしかわからないので
せっかく、今、興味がある分野なら語学もほんの少しでも勉強すれば
もっと楽しめるかな?と思っています。学生時代に使っていた
中日辞書、実家に置いてきてしまったので、近々取りに帰ろうっと。
正直、こんなにすごい映画だとは思っておらず、
見ごたえ抜群だったので、とても嬉しい気持ちです。
原作の小説を帰りに本屋で探したんだけど、見つからず・・・
でも、読んでみたいですね。
ハリウッドの映画が、最近もうひとつ、面白いのが少なくて、
(「宇宙戦争」やら「ディ・アフター・トゥモロー」なんか、
もう、寝そうでした。「パイレーツ・・・」も実は途中で
寝てしまった!) 邦画や中国のが面白くていいなぁと思います。
恋愛モノは苦手なので、韓国のは「シルミド」ぐらいしか
見てないです。歴史の裏側を垣間見れるような映画がやはり
私は好きですね。そして、見終わった後に、色々と考えさせてくれる
映画が好きです。
オツトが、「ナイト・ミュージアム」を見たいって言うてるんですが・・・
私は行く気ナッシングです ^^;
by chobi020500
| 2007-02-13 23:36
| ★にゃんずの日常★