命をつなぐために

昨日の「ペットブームの光と影 Vol.5」~下町ノラ猫事件簿~を見て
ずっと心の中に澱のように沈んだものがあった。


もともと家猫だった子が捨てられて、
地域猫のお世話をしている方が発見したときには
骨と皮だけになっていた、という話・・・

この地域は、不妊去勢手術を進めながら、
餌やり、糞尿の始末なども、きちんとしているところで
でも、この捨てられた子は、ご飯にありつけずに
やせ細っていたという。

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保健所に持ち込んで、処分されるぐらいなら
野良として生きてゆけ、という思いなんだろうけれど



猫は愛護動物で、そして、捨てるのは犯罪。



でも、そのことを知らない人は世の中にどれほどいるのだろう。

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小さくてまだ、とてもひとりで排泄も出来ないような子猫を
箱に入れて捨てる人。


飼育できない環境になったから、と
何年も一緒に暮らしてきた大人猫を捨てて引っ越す人。


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猫には感情がない、とでもお思いか?


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暗いダンボールの中で、必死に泣き叫び、助けを求める赤ちゃん猫。

長く暮らした家から放り出されて、これはきっと、夢だ、こんなこと
絶対にうそだ!と困惑する大人猫。


彼らの叫びが聞こえてくる気がする。



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世の中にはあふれるほどの捨て猫が存在する。
私的なシェルターや、個人のボランティア、大阪府のように【一時保護センター】を設けて
なんとか、ラストチャンスをつなげようとする自治体。

これから、猫を飼いたい!と思う人には
ぜひとも、そういった場所から迎えてほしいと思う。


つながった命を大切にしたい、との思いから
ついつい、譲渡の条件は厳しくなりがち。
でも、一番大切なのは、新しい飼い主さんの人間性だと私は思う。

脱走の対策をし、健康に過ごすために良質な食餌を与えてくれ、猫が体調を崩したら
いつでも動ける行動力と判断力を持ち、
そして、新しい小さな家族に対する、深い愛情を持った方に
私はいつも譲渡したいと思う。


どうか、ペットショップや、ブリーダーから購入するのではなく、
不幸な命をつないでほしい。


1匹新しい家族が出来たなら、またもう1匹救うことが出来るのだから・・・




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▼とらちゃんへの手紙▼
【にゃんず日記アメブロ出張所】




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by chobi020500 | 2009-01-19 19:34 | にゃんず日記読者の皆さんへ | Comments(0)

シニア猫たちの日常、時々保護猫


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